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学生ボランティアと一緒に楽しく 学習支援イベント、いなべで開催

2025.03.24
 学生のボランティアと一緒に楽しく勉強できる学習支援イベントが23日、三重県いなべ市のモノづくり複合施設「FUJIHUB」であった。
 四日市市鵜の森地区で活動している「子ども食堂四つ葉SK」(代表・松岡志佳さん)が初めて開いた。
 「勉強が嫌いだったり、学校に行きたくなかったりする子どもが、学ぶことの楽しさを知るきっかけになれば」と松岡さん。
 子どもたちと一緒に勉強をしたのは、「To in ひばり教室」のメンバー。代表で、愛知県の中学校で教えている松永朋樹さんのほか、愛知教育大学や三重大学教育学部の学生ら約10人が、年齢に合わせて、子どもたちと算数の問題を解いたり、塗り絵や折り紙で遊んだりして楽しんだ。
 4月から小学1年生になる男の子を連れて訪れた父親は「お兄さんやお姉さんの世代に教えてもらうことで、学習に慣れる練習になった」と話していた。
 「かずとすうじ」のテキストで教えた三重大の山中琴葉(このは)さんは「大学で教わったことを実践できる場として貴重な機会」と話していた。
 松永さんは「経済的な理由で学習塾に通えない子どもも多い。子どもたちの学びを手助けするとともに、学生が教える体験をできる場にしたい」と話す。
 「To in ひばり教室」では、26~29日に「大学生と楽しく学習支援教室」を東員町のイオンモール東員2階イオンホールAで予定している。参加無料。(鈴木裕)