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大船渡の火災で困っている人の力に 児童らが募金
2025.03.18

山林火災で困っている岩手県の人の力になれないか。滋賀県の東近江市立八日市北小学校の子らが7日、校内で募金を始めた。
呼びかけたのは5、6年生のボランティア委員会。ペットボトルや空き缶のふたを集めて福祉に役立ててきた。
3日にあった今年度最後の会合。大船渡市の山火事の話になった。現地では焼け出されたり、避難で不自由な思いをしたりしているという。
学期末で卒業式も間近だったが、1週間だけでも募金しようと決めた。
学校の目標は「みんなが楽しい!八日市北小学校」だ。「みんな」を校外に広げて、「楽しい」を「困っている人がいたら、助けあえること」と、とらえた。
7日の児童集会で、ボランティアを示す緑のポリ袋ユニホームを着て、387人に呼びかけた。
「大きな山火事でたくさんの人が被害にあわれています。休校や避難所となった学校もあるそうです。募金で復興に役立ててもらおうと考えました」
お願いのチラシも配った。投入口を開けた菓子箱を職員室に置いた。1万7905円が集まった。
6年生の野村和(やまと)さんは「思っていたより集まってびっくりした。北小の意識はすごい。困っている人の食料や避難場所づくりに使ってほしい」。八木胡実(くるみ)さんは「大人になっても、災害があったら募金(活動を)したい」と話した。
武久雅則校長によると、初めは緑色の活動着を恥ずかしがっていたという。「それが、あれを着てやりたいと言う子が増えた。ボランティアの意識を高めてくれ、感謝している」と喜ぶ。
6年生たちが17日、義援金を藤田善久・市教育長に託した。教育長は「助けあいに気づいて行動してくれたのがうれしい。これを思い出して、考えられる大人に成長してほしい」とたたえた。お金は東近江市が大船渡市へ送る。
大船渡市によると、この火災による焼失面積は市域の約9%にあたる約2900ヘクタール。建物被害は210棟にのぼる。(小西良昭)
呼びかけたのは5、6年生のボランティア委員会。ペットボトルや空き缶のふたを集めて福祉に役立ててきた。
3日にあった今年度最後の会合。大船渡市の山火事の話になった。現地では焼け出されたり、避難で不自由な思いをしたりしているという。
学期末で卒業式も間近だったが、1週間だけでも募金しようと決めた。
学校の目標は「みんなが楽しい!八日市北小学校」だ。「みんな」を校外に広げて、「楽しい」を「困っている人がいたら、助けあえること」と、とらえた。
7日の児童集会で、ボランティアを示す緑のポリ袋ユニホームを着て、387人に呼びかけた。
「大きな山火事でたくさんの人が被害にあわれています。休校や避難所となった学校もあるそうです。募金で復興に役立ててもらおうと考えました」
お願いのチラシも配った。投入口を開けた菓子箱を職員室に置いた。1万7905円が集まった。
6年生の野村和(やまと)さんは「思っていたより集まってびっくりした。北小の意識はすごい。困っている人の食料や避難場所づくりに使ってほしい」。八木胡実(くるみ)さんは「大人になっても、災害があったら募金(活動を)したい」と話した。
武久雅則校長によると、初めは緑色の活動着を恥ずかしがっていたという。「それが、あれを着てやりたいと言う子が増えた。ボランティアの意識を高めてくれ、感謝している」と喜ぶ。
6年生たちが17日、義援金を藤田善久・市教育長に託した。教育長は「助けあいに気づいて行動してくれたのがうれしい。これを思い出して、考えられる大人に成長してほしい」とたたえた。お金は東近江市が大船渡市へ送る。
大船渡市によると、この火災による焼失面積は市域の約9%にあたる約2900ヘクタール。建物被害は210棟にのぼる。(小西良昭)