子どもら餅つきで笑顔に　支援の3団体 初の催し　荒川

　東京都荒川区で中高生の居場所づくりに取り組む一般社団法人「子ども村ホッとステーション」など3団体が12日、同区町屋2の事務所で餅つき大会を開いた。

　同法人は、2014年から子どもの居場所づくりや食事・学習支援に取り組み、多世代交流を図る拠点づくりを行ってきた。野菜などを提供してきた企業の協力で、同じ事務所を利用する無料塾やボードゲームの主催団体と合同で初めて餅つきを開催した。

　約100人が参加。子どもたちは「よいしょ」のかけ声にあわせ、きねを力いっぱい振り上げてついていた。参加した高校1年生の女子生徒（16）は「餅つきを通じて、幅広い年代の人と出会うことができてうれしい」と笑顔を見せていた。同法人代表理事の大村みさ子さんは「今の子どもは餅つきをする機会が少ない中で、たくさんの人の協力で実現できてありがたい」と話していた。（細川暁子）