日向市駅、市民みんなですす払い

　まちの玄関口、1年お疲れさま――。JR日豊線の日向市（ひゅうがし）駅で1日、市民らボランティア約70人がすす払いをした。
　同駅は今年、宮崎市であったアイドルグループのイベントに合わせて、その名を冠した「日向坂（ひなたざか）46駅」になり、話題を呼んだ。参加者はコンコースや通路の木製の天井を、葉を残した長さ5メートルの竹で払い、汚れが目立つ壁を高圧洗浄機とモップでピカピカにした。
　市立富高小1年の干潟謙斗さん（7）は「すす払いってこういうことだったんだ。きれいにできてうれしい」と、ぞうきんを真っ黒にしてガラスを拭いていた。管理する延岡駅長の菊池建次さん（48）は「地元との一体感を感じた1年だった。来年も安全運行に気を配りつつ、日向市を盛り上げていきたい」。（星乃勇介）