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パリ五輪でマウスガード製作=選手支えた歯科医の田辺さん
2024.10.18
【ロンドン時事】今夏のパリ五輪は世界的な名所を舞台に選手が躍動し、大盛況のうちに幕を閉じた。世界最高峰のスポーツの祭典に、ボランティアの歯科医として参加した日本人がいる。明海大歯学部助教の田辺元さん(37)。歯や口のけがを予防するマウスガードを選手に提供し、活躍を陰で支えた。
新潟県出身の田辺さんは、高校まで陸上部に所属。大学時代に「いつか歯科医として国際大会で選手のサポートに携わりたい」との思いを抱き、パリ五輪のボランティアに応募した。選考を通過し、パリ郊外の選手村に設置されたクリニックで、開村日の7月18日から約2週間、業務に当たった。
ラグビーやホッケー、ボクシングなどの選手が訪れ、歯型を取ってマウスガードを製作。外国の歯科医とマウスガードの設計やデザインについて話し合う機会もあり、「新たな発見があった」という。発展途上国の選手の中には奥歯がなかったり、虫歯が多かったりとトラブルを抱えている人もいて、手厚いサポートの必要性を感じた。
開幕日に世界中から集った選手たちが高揚感を漂わせ、開会式へ向かう祝祭の雰囲気は忘れられない。「代え難い経験ができ、大きな財産になった。マウスガード、スポーツ歯科を多くの人に知ってもらい、世界と一緒に盛り上げていけたら」と力を込めた。
新潟県出身の田辺さんは、高校まで陸上部に所属。大学時代に「いつか歯科医として国際大会で選手のサポートに携わりたい」との思いを抱き、パリ五輪のボランティアに応募した。選考を通過し、パリ郊外の選手村に設置されたクリニックで、開村日の7月18日から約2週間、業務に当たった。
ラグビーやホッケー、ボクシングなどの選手が訪れ、歯型を取ってマウスガードを製作。外国の歯科医とマウスガードの設計やデザインについて話し合う機会もあり、「新たな発見があった」という。発展途上国の選手の中には奥歯がなかったり、虫歯が多かったりとトラブルを抱えている人もいて、手厚いサポートの必要性を感じた。
開幕日に世界中から集った選手たちが高揚感を漂わせ、開会式へ向かう祝祭の雰囲気は忘れられない。「代え難い経験ができ、大きな財産になった。マウスガード、スポーツ歯科を多くの人に知ってもらい、世界と一緒に盛り上げていけたら」と力を込めた。