演劇収益金で足利市の小学校に車いす寄付

　5月に栃木県足利市で開催されたバリアフリー演劇「ヘレン・ケラー～ひびき合うものたち」で、都内の劇団を招致した市民有志が収益金を元に市内22小学校に車いす各1台、12中学校に図書カード各1万円分を寄付した＝写真。

　大島一彦教育長から感謝状を贈られた市民団体代表で音楽講師の久保田寿美子さん（66）は「子どもたちが障害者理解を深めるために活用してほしい」と要望した。

　劇団「東京演劇集団風」による5月14日の市内上演は800席超の座席が満席となる大盛況。地元ボランティアサークルによる点字・手話体験コーナーも好評だった。（梅村武史）