お役立ちネタ帳
こんにちは!
外国人おもてなし語学ボランティア育成講座
講師の根本しずかです。
2021年が始まりました!
今年も読者の皆さんのお役に立てるよう、「英語は楽しい♪」と思ってもらえるようなコラムをお届けできれば嬉しいです。
今月のコラムでは、
【英語の会話がどんどん続けられる、簡単マル秘テクニック】をお届けします。
困っている外国人旅行者のお手伝いや、問題解決のお役に立てた後は、きっとお互いにホッとしているはず。
そんな、緊張感が解けた後は、プラスアルファのスモールトークもしてみませんか?
外国人旅行者の方にとって現地の人との会話は、耳寄りなローカル情報として喜んでもらえることもあるのです!
これも立派なおもてなしですね。外国人おもてなし語学ボランティアの皆さんならではの「コミュニケーション」を、ぜひもっともっと楽しんでいただけたらと思います!
使う英語は、講座で学んだフレーズや簡単な表現で十分です!知っている言葉で会話を続け、展開していく簡単なテクニックをお伝えします。
Contents
1. たったの1単語で通じる!会話で使えるあいさつや声かけ、相づち表現
2. 簡単なのに効果抜群!会話が続くコツ5か条
3.スモールトークが楽に始まる「マジックワード」を知っていますか?
動画レッスンもお届けします。こちらからどうぞ。
↓↓↓
https://youtu.be/1y7Hav4SzJA
1. たったの1単語で通じる!会話で使えるあいさつや声かけ、相づち表現
講座で学んで頂いた表現の他、たった1語から使える、極力シンプルでよく使う英語表現を挙げてみます。
会話が広がりますよ!
1語
Hi. 「やあ」「こんにちは」
Hello. 「こんにちは」
Cool! 「いいね!」
Great! 「すごい!」
Serious? 「本当なの?」
2語
Hi there! 「こんにちは!」
Excuse me. 「すみません」
I see. 「なるほど」
I agree. 「分かります(同意します)」
No kidding! 「冗談でしょ?」
I’m sorry. 「ごめんなさい」「お気の毒に」
3語
How are you? 「調子はどう?」
Are you OK? 「大丈夫ですか?」
What’s the matter? 「どうしましたか?」
Is that so? 「そうなんですか?」
I got it! 「分かった!」
That’s too bad. 「お気の毒に」
4語
May I help you? 「お手伝いしましょうか?」
Can I help you? 「お手伝いしましょうか?」
That sounds like fun. 「おもしろそうね」
I didn’t know that. 「知らなかったです」
5語
How can I help you? 「お手伝いしましょうか?」
Do you need any help? 「助けが必要ですか?」
Are you looking for something? 「何かお探しですか?」
2. 簡単なのに効果抜群!スモールトーク(雑談)のコツ5か条
日本語でも、雑談コミュニケーションが苦手という方は少なくないようです。
これが英語だったら、なおさら何を話せばいいのかと、考えてしまうかもしれませんね。
でも実は、日本語でも英語でも、会話を弾ませるテクニックは同じなのです。
簡単なのに効果抜群の、会話を続けるコツをお伝えします!
《スモールトーク(雑談)のコツ5か条》
1.話の中身は意味がなくて良い。
2.結論をまとめようとしなくて良い。
3.相手の質問には2文以上で返すと良い。
4.相手の発言に対して質問をしてみると良い。
5.30秒~1分以内で会話を切り上げるつもりで話せば良い。
いかがでしょうか?難しく考えないほうが、スモールトークは上手く行きそうですよね?
3. スモールトークが楽に始まる「マジックワード」を知っていますか?
「会話のきっかけって、何を話せばいいのか・・・?」
そんなときには、このマジックワードがあります!
“I like your 〇〇!”
「あなたの〇〇、好き!(=あなたの〇〇、素敵だね!)」
決してお世辞ではなく、相手を好意的に思っていることを伝える表現です。
相手の髪型、服装、持ち物など、目に入った物を素直に褒めてみましょう。
ほとんどの人は嬉しいはずなので、お礼に加えて、何か言葉を返してくるでしょう。
それでは実際に、スモールトークのコツを使いながら、話を展開してみましょう。
V=volunteer T=tourist
(V) “I like your key chain!”
「あなたのキーホルダー素敵ね!」(←目に入った相手の物を褒める「マジックワード」でスタート!)
(T) “Thank you! I bought this in Asakusa.”
「ありがとう!浅草で買ったんです」
(V)“Oh! How do you like Asakusa?”
「まぁ!浅草は気に入った?」(←相手の発言に対して質問をしてみる)
(T) “I like it there! Have you ever been to Asakusa?”
「好きですよ!浅草へ行ったことはありますか?」
(V) “Yes, I’ve been there. There’s a good Okonomiyaki restaurant in Asakusa.”
「ええ、ありますよ。浅草には良いお好み焼き屋さんがあるんです」(←相手の質問には2文以上で返す)
(T) “Really? I wanna eat Okonomiyaki!”
「ホントですか? お好み焼き、食べたいです!」
(V) “Do you like Okonomiyaki?”
「お好み焼きは好きですか?」(←相手の発言に対して質問を返してみる)
(T)“Actually, I’ve never eaten it. But I wanna try it!”
「実は食べたことがないんです。でも、食べてみたい!」
(V)“Oh, please give it a try! Well, nice talking to you. Enjoy your stay!”
「あら、ぜひ食べてみてね! それじゃあ、あなたと話せて良かったです。滞在を楽しんでね!」
(←30秒を過ぎてきたら、結論をまとめようとせずに終わっても良い)
語学テキストに出てきた表現を基本に、簡単な英語表現とスモールトークのコツ5か条を組み合わせただけですが、十分にコミュニケーショントークが展開できますね!
※異文化コミュニケーションの注意点
日本人は、褒められた時にとっさに「No, no!」と否定しがちです。
海外の方ももちろん謙遜の気持ちを持っていますが、行き過ぎた謙遜は、相手の好意やセンスを否定することにもなりますので、注意しましょう。
以上、本日は【英語の会話がどんどん続けられる、簡単マル秘テクニック】でした。
英語でも日本語でも、会話の時に試してみてくださいね。
それでは、また来月お会いしましょう!
執筆者プロフィール
根本しずか
英語発音トレーナー
「外国人おもてなし語学ボランティア育成講座」講師
元国立茨城大学 英語非常勤講師
フリーアナウンサー
日本語司会/日英バイリンガル司会
英語指導歴25年以上、延べ3万人以上を指導。
元々英語が大の苦手だったが、留学なしに独学で、洋楽を使った独自の勉強法を自分を実験台にして確立。
英語力アップを通じて、なりたい自分に変身できる自信を得てもらうことが最大の喜びであり、指導理念。