お役立ちネタ帳
『英語のようで英語じゃない!日本人にしか通じない、間違いやすい和製英語~その2~』
今回は、先月からのシリーズ2回目、
【『英語のようで英語じゃない!日本人にしか通じない、間違いやすい和製英語』その2】です。
こんにちは!
根本しずかです。
今年の夏は、旅行や帰省などで外へ出る代わりに、家で過ごす時間が多かったのではと思います。
お家で過ごす時間を使ってできることと言えば、
好きな海外ドラマや映画を見て、生きた英語の言い回しに触れてみる。
好きな小説を英語で読んで、速読の力を付けたり、ボキャブラリーを増やしてみる。
居心地の良い英会話コミュニティのオンライン交流会に参加する・・・などがありますね。
私が日頃から生徒さんにお伝えしているのは、「好き」と「学び」を結び付けてみること!
なぜなら、英語の習得に一番大切なのは、『続けること』ですが、
好きなことなら、楽しみながら自然に続いてしまいます。
そして、「楽しい・嬉しい」というプラスの感情は、記憶に深く残ります。
その感情と共に学んだ単語やフレーズは、しっかり定着するのです♪
今回のコラムは、先月からのシリーズ2回目、
【『英語のようで英語じゃない!日本人にしか通じない、間違いやすい和製英語』その2】です。
日本独自の言葉である「和製英語」。
英単語をベースに作られているため、英語と錯覚しやすいのが厄介ですね。
外国人の方との英語コミュニケーションで困らないように、チェックしておきましょう。
動画レッスンもお届けします。こちらからどうぞ。
↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjXUftm_Z8KhYUDih6Odxp_iwLHYNTea-
1.身の回りの物
【コンセント】
→outlet
「アウトレット」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、安く商品が買える「直販店」かと思います。
もちろんその意味もありますが、電気のコンセントの印象はあまりないのではないでしょうか。
英語のconcentの意味は、「調和、一貫性」。電気のコンセントとは大きく意味が異なりますね!
例文:携帯を充電できるコンセントはありますか?
Is there an outlet to charge my phone?
【クーラー】
→air conditioner
「冷たくする」という意味のcoolerは、「冷却器」や「保冷庫」などの意味で、エアコンの意味では使いません。「ワインクーラー」と考えると、coolerの意味がイメージしやすいですね。
一方、対義語の「温める」という意味のheaterは、日本語同様に暖房器具という意味で使えます。
エアコンは空調機のことですから、冷房・暖房どちらにも使います。air conditionerは、英語では略してACとなります。
例文:エアコンをつけていただけますか?
Could you turn on the air conditioner, please?
講座の復習👉 Could you ~? =~していただけますか?(丁寧な依頼の仕方)
【電子レンジ】
→microwave
「レンジ」はカタカナ表記ですが、英語ではありません。
日本語でも「レンチンする」など、電子レンジを動詞のように使いますが、英語でもmicrowaveを「レンジで温める」と、動詞としても使うことができます。
例文:あとでこれをレンジで温めてね。
Heat this in the microwave later.
身の回りの物編のレッスン動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=deX8lW30qpo&list=PLjXUftm_Z8KhYUDih6Odxp_iwLHYNTea-&index=2&t=0s
2.食べ物
【シュークリーム】
→cream puff
フランス語の”chou à la crème”(シュー・ア・ラ・クレム)のシューと、英語のクリームを組み合わせて、
「シュー・クリーム」という和製英語が誕生しました。
しかし、これを英語で言うと、”shoe cream”という発音になりますよね。
きれいな発音で言おうとすればするほど、「靴クリーム」と言う言葉に聞こえます。
シリーズ1回目の、”I’d like a pan!” 「私はパン(鍋)が食べたいです!」と同様、
“I love shoe cream!” 「靴クリームが大好物なんです!」という、相手が固まる主張をしないよう、ご注意ください。
例文:シュークリームを買って帰ろう!
Let’s buy some cream puffs home!
【フライドポテト】
→(米)french fries, fries / (英)chips
イギリスではおなじみのfish & chipsに添えられているのが、フライドポテトですね。一般的にはfrench fries(またはfries)と言います。
私は初の海外研修先のイギリスでfish & chipsを食べた時、フライドポテトにお酢(vinegar)をかけるということに最初は驚きましたが、食べているうちにハマりました!海外では未経験の食べ物や食べ方にチャレンジするのも、楽しみの一つですね。
例文:ハンバーガーと、フライドポテトのLをください。
I’d like a hamburger and a large fry, please.
一言? ここでは一人前なので、単数形のfryになっています。
【ソフトクリーム】
→soft serve
”soft serve ice cream”と言うこともできます。
また、円錐形のワッフルに入ったアイスクリームは、”ice cream cone”と言います。
味はvanilla, chocolate, strawberryなどいろいろありますが、私たち日本人にとって最難関の発音は、“vanilla”です。日本語の音にはない発音で出来ている単語なので、海外では何度「バニラ」と言っても通じません。場合によっては「…バナナ??」と聞き取られ、意に反してバナナフレーバーが出てくることも!
vanilla[vənílə]の発音は、動画レッスンで詳しく解説しますので、お目当てのバニラフレーバーが一発で注文できるようにしましょう!
例文:ソフトクリームをコーンでもらえますか?
Can I get soft serve ice cream in a cone, please?
食べ物編のレッスン動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=hLADoI1B1u8&list=PLjXUftm_Z8KhYUDih6Odxp_iwLHYNTea-&index=3&t=0s
3.場所
【リサイクルショップ】
→secondhand store / secondhand shop
中古を扱うリサイクルショップは、secondhand storeと言うことが多いです。
私はカナダ留学中、secondhand storeで日本にいる時から何年も探し続けていた廃盤のCDを見つけ、飛び上がって喜んだことがあります。そのような時の「ヤッター!!!!!」という気持ちを表す英語表現は、”It made my day!!”と言います。
例文:今日、このCDをリサイクルショップで見つけたの!ヤッター!!!!!
I found this CD at a secondhand store today! It made my day!!!!!
【マンション】
→apartment / condominium(condo)
英語のmansionは、「大邸宅・豪邸・館」という意味になり、日本のマンションとは大きく異なります。
日本で言う一般的な集合住宅のマンションはapartment、さらにグレードを上げた分譲マンションは、condominiumです。
condominiumはcondoと略すのが普通ですが、apartmentを、「アパート」と略すことはしません。
例文: 私はこのマンションの7階に住んでいます。
I live on the 7th floor of this condo.
場所編のレッスン動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=foaBHz1GWCE&list=PLjXUftm_Z8KhYUDih6Odxp_iwLHYNTea-&index=3
以上、今回は
【シリーズ『英語のようで英語じゃない!日本人にしか通じない、間違いやすい和製英語』その2】でした。
次回は、【英会話にはちょっぴり自信がなくても、5ステップで英語が口から出てくるようになる方法】をお届けします。
お楽しみに!
執筆者プロフィール
根本しずか
英語発音トレーナー
「外国人おもてなし語学ボランティア育成講座」講師
元国立茨城大学 英語非常勤講師
フリーアナウンサー
日本語司会/日英バイリンガル司会
英語指導歴25年以上、延べ3万人以上を指導。
元々英語が大の苦手だったが、留学なしに独学で、洋楽を使った独自の勉強法を自分を実験台にして確立。
英語力アップを通じて、なりたい自分に変身できる自信を得てもらうことが最大の喜びであり、指導理念。