ボランティアはじめの一歩

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災害発生!その時どうする ~知っておきたい防災~

掲載日:2023.01.20
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「天災は忘れた頃にやってくる」。戦前の物理学者、寺田寅彦さんが残した言葉です。地震や水害、豪雪などの災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。自分や大切な人の命を守るには、日頃の用心を怠らないことが大切です。災害が起きてしまった時、地域やコミュニティーの連携や備え、被災地の内外からのボランティア活動はとても大きな力になります。ここでは、一人ひとりが知っておきたい防災の基礎知識から災害発生時の被災地支援まで、わかりやすく、いざという時に役に立つサイトを紹介します。

まずは「身の回り」から!

自分や家族の命を守るために、まずは自分自身で防災に取り組んでみませんか。

防災の基礎知識を身につけよう

東京都防災アプリ(東京都)

防災の基礎知識や暮らしの中でできる防災対策など、災害時に役立つコンテンツが充実しています。「防災マップ」をダウンロードしておけば、オフライン時も現在地が表示され、目的地までの移動を補助してくれます。区市町村をマイエリアに登録しておけば、そのエリアの気象情報や避難情報がプッシュ通知される機能も。ぜひ、自分仕様にカスタマイズしておいてください。

災害に備えよう(家)

地震10秒診断(防災科学技術研究所;防災科学技術研究所と日本損害保険協会の共同開発コンテンツ)

大地震が起きた時、「自分の町はどの程度の被害が出るのか」がわかるサイトです。郵便番号を入力すると、電気やガス、水道が停止する想定の日数、木造住宅の全壊確率などが表示されます。ぜひサイトを訪れ、シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

地震10秒診断の診断結果の画像

出典:防災科学技術研究所;防災科学技術研究所と日本損害保険協会の共同開発コンテンツ

東京備蓄ナビ(東京都)

災害の発生により電気や水道、流通などのライフラインが止まる場合に備え、食料や水を備蓄しておくことはとても大事です。何をどれだけ準備しておけばいいのか、備蓄のイロハや備えておいた方がよい品目を紹介してくれるサイトが「東京備蓄ナビ」です。世帯人数や家族の年齢、ペットの有無などを入力するだけで、備えておくべき食料や日用品を具体的にリストアップしてくれます。ショッピングサイトのリンクもあるので、すぐに購入もできるようになっています。

災害に備えよう(職場)

くらしのなかに 防災ニッポン(読売新聞社)

東京都では、災害発生時はむやみに移動せず、職場や学校などで3日間待機する「一斉帰宅の抑制」を呼びかけています。防災に関する様々な記事を発信しているこのサイトでは、職場で用意しておくと安心な自分用の防災アイテムや、駅や街中で地震が起きた場合の対応方法など、外出先でのリスクに備える記事も紹介しています。

地域に目を向けよう!

災害による被害は、自然環境や土地の形状などによって大きく違います。自宅や職場の周辺はどんな特徴があるのか。近くの避難所はどこなのか。ぜひ知っておいてください。

自宅周辺や勤務先のリスクを把握しよう

ハザードマップポータルサイト(国土交通省)

自宅や職場の場所を入力すると、地図上で洪水や土砂災害、津波、高潮などの災害リスクを確認できる「重ねるハザードマップ」が便利です。また区市町村を選ぶと自治体が作成したハザードマップへリンクする機能もあります。

東京都防災マップ(東京都)

都内全域の災害情報が確認できるほか、災害が起きた時の避難所や給水拠点、災害時帰宅支援ステーションなどが地図上に表示されて便利です。

炊き出しの画像

地域で助け合おう

地域の防災イベントに参加する

各地の自治体や町会・自治会などでは、防災訓練や防災イベントを開催しています。秋の防災週間の時期など、お住まいの地域の自治体のウェブサイトや町内の掲示板をチェックして、参加してみましょう。

地域の災害ボランティアに登録する

一部の地域では、災害ボランティアとして「語学ボランティア」や「災害時支援ボランティア」の登録者を募集しています。お住まいの地域の区市町村、ボランティア・市民活動センターのウェブサイトをご覧ください。

救命講習を受ける

救命講習のご案内(東京防災救急協会)

災害時にけが人や急病人が発生した場合、その場に居合わせた人が応急手当てを速やかに行うことができれば、救命効果の向上や治療の経過にも良い影響を与えます。

被災地に目を向けよう!

災害が起きた時、寄付や物資の支援をすることは被災地の大きな力になります。もちろん、直接、被災地に行って復旧・復興に携わるボランティアの存在も欠かせません。ここではその両方をご紹介します。

土砂運搬の画像

被災地に行かずに活動しよう

災害ボランティア活動に役立つページ(東京ボランティア・市民活動センター)

寄付や物資の送付、被災地の産品を購入するなど、被災地に行かずにできる支援活動があります。

“思いやり”のある「物の寄付」(東京ボランティア・市民活動センター)

支援物資を送るとき、このサイトが参考になります。物品の箱への詰め方、ガムテープの貼り方など、ちょっとの工夫で現地での仕分けや分配の負担が軽減できます。支援物資と一緒に「思い」もきちんと届くように、ご協力をお願いします。

被災地に行って活動しよう

災害時に行われるボランティア活動(東京ボランティア・市民活動センター)

被災地での活動は、がれきの撤去や炊き出し以外にも、物資の仕分け、仮設住宅での引っ越しの手伝い、子どもと遊ぶボランティアなど、さまざまな活動があります。個人の活動だけではなく、学校やNPOなど団体でのボランティア参加も大きな力になります。災害時に皆さんの力が生かせるよう、平時からボランティア活動や地域活動に参加してみてください。

5分で学ぶ災害ボランティア - YouTube(日本財団ボランティアセンター)

被災地で何をするのか、装備や持ち物、活動をするために大事な心構えなど、それぞれ5分程度の動画で紹介しています。

ボランティア募集中の画像

みなさんもできる範囲で身の回りの備えを進め、地域や被災地に目を向けて、できることから始めてみましょう。