ボランティアはじめの一歩
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時間がなくても気軽にできるボランティア ~寄付・募金の方法~
ボランティア活動に興味があるものの、なかなか時間がとれないという方も多いのではないでしょうか。現場で体を動かすことだけがボランティアではありません。時間がなくても、できることがたくさんあります。ここでは、ちょっとした気持ちがあればできるボランティアをご紹介します。
本も髪も食品も! ~物品を寄付する~
一口に寄付と言ってもいろいろあります。寄付は英語で「Donation(ドネーション)」と言い、最近、寄付するものと「ドネーション」という言葉を結びつけたボランティアが見られるようになりました。
ブックドネーション
読み終わった本が収納しきれない。思い切って本の整理をしたい。そんなとき、売ったり捨てたりするだけでなく、本を寄付するという方法があります。街の図書館や児童養護施設に直接、寄贈する方法以外にも、支援団体を通じてさまざまなかたちで社会に貢献することができます。
【charibon(チャリボン)CHARITY BY THE BOOK】(株式会社バリューブックス)
【キモチと。】(ブックオフコーポレーション株式会社)
※数多くのNPO・NGO団体や、様々な活動を支援するプログラムが掲載されています。応援したい活動を選んで専用フォームから申し込むと、宅配業者が集荷に来てくれます。不要な本やDVD、ゲームなどの買取価格を寄付することができます。
ヘアドネーション
一念発起でイメチェンを決意!でも手入れしてきた長い髪をただ捨てるのは忍びない……。その髪、医療用ウィッグとして役立てませんか?ご自身で髪の毛を切って支援団体に送ったり、活動に賛同しているサロンで髪を切ってもらったりすることで、あなたの髪を寄付することができます。
【Japan Hair Donation & Charity】(NPO法人 JHD&C)
【ヘアドネーションプロジェクト】(NPO法人HERO)
※31cm以上の長く伸ばした髪の毛を寄付することで、小児がんやその他の疾患などで頭髪に悩みを抱える18歳以下の子供たちに、人毛による医療用ウィッグを提供することができます。団体によって寄付を受けられる髪の毛の条件が異なりますので、カットの前にご確認ください。
食品の寄付
買い過ぎたレトルト食品や自宅では食べきれない食料などを、団体へ提供するフードドライブという選択肢があります。ただし、未開封であることや賞味期限が1カ月以上あるものなどの条件がある場合もあり、団体によって条件が異なるので、詳細は寄付先に確認しましょう。
【セカンドハーベスト・ジャパン】
集められた食品は経済的に困窮している高齢者、シングルマザー・ファザーとその子どもたちなど、さまざまな理由で食事に不自由している個人の方々への支援となります。
【フードバンク府中】
食品の寄付のほか、フードバンクに必要な食品を購入して応援する「Amazonほしい物リスト」を活用した食糧支援の取り組みがあります。
【NPO法人フードバンクちょうふ】
調布市内のさまざまな場所で食品を寄贈することで必要な人に食品を届ける活動を支援します。
その他
書き損じた年賀状、たんすに眠ったままの洋服……。捨てる前にちょっと待って!あなたの不用品が誰かの役に立つかもしれません。送料は寄付者が負担する場合もあるので、寄付をする際には寄付先に確認しましょう。
【認定NPO法人日本国際ボランティアセンター】
「ハガキで守れる暮らしや命があります」として、はがきの寄付で世界11カ国の地域開発や人道支援に取り組む団体の活動を支援します。
【古着deワクチン】(日本リユースシステム株式会社)
専用回収キット(3,300円)を購入し、衣類等を送ると開発途上国の子どもたちへポリオワクチン寄付に繋がる自立支援型寄付付きお片づけ商品。国内外の障がいを持つ方々のお仕事にもつながります。
【認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会】
不要になったおもちゃ、ゲーム、本、CDなどモノで途上国の子ども支援につなげます。物品の買取金額が全額寄付金になる仕組みです。
【NGO RECYCLE】(NPO法人NGOリサイクル環境組合)
鉛筆やノートなど文具類、バッグやぬいぐるみなどを寄付できます。寄付品を直接、物資の支援をするほか、チャリティーバザーやリサイクルスペースで販売した資金でする国際援助もあります。
少額でもOK! ~お金を寄付する~
活動目的に賛同してくれる方からの寄付が団体の活動源になります。会員になって会費を払う方法もありますが、会員にならなくても気軽に寄付できる仕組みがあります。しっかりと活動をしていて、「支援したい!」と思える団体を見つけたらぜひお金を寄付してみましょう。
クラウドファンディング
群衆(クラウド)と資金調達(ファンティング)を組み合わせた「クラウドファンディング」。インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する仕組みです。「この活動を応援したい!」と思った人は誰でも少ない額から支援者になれます。
【GoodMorning】(株式会社CAMPFIRE)
「CAMPFIRE」は、個人だけでなく企業やNPO、大学、地方自治体などあらゆる団体の挑戦を後押しする国内最大のクラウドファンディングのポータルサイト。「GoodMorning」は、その中でも社会問題と向き合い、課題解決に取り組んでいる人に特化したクラウドファンディングプラットフォームです。
【READYFOR】(READYFOR株式会社)
「READYFOR」は、日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービスです。中学生から80代の方まで幅広い方々への夢への一歩をサポートしています。医療・福祉、子ども・教育、国際協力、研究分野など社会性の高いプロジェクトが多数掲載されており、寄付をすることができます。
商品の一部を寄付
商品を購入した金額の一部が社会貢献をしている団体などへの寄付に充てられる仕組みもあります。寄付付きの商品を販売、提供している企業も増えているので、普段のお買い物の中でそうした商品を選ぶのも良いでしょう。
【KURADASHI】(株式会社クラダシ)
フードロスの削減に賛同するメーカーから協賛価格で提供を受けた、賞味期限間近の商品などを最大97%オフで販売し、売り上げの一部を社会貢献活動団体へ寄付する社会貢献型ショッピングサイトです。
【自動販売機で社会貢献!】(NPO法人寄付型自動販売機普及協会)
自動販売機の売り上げ1本ごとに団体へ寄付をすることができる自動販売機です。団体オリジナルデザインの自動販売機を街中で見かけたら、そこで購入してみては?
ポイントの寄付
クレジットカードやTポイント、dポイント、楽天ポイントなどでたまったポイントを寄付することもできます。
【Yahoo!ネット募金】
さまざまな活動をTポイントなら1ポイントから使って支援できます。
【楽天クラッチ募金】
楽天ポイントをはじめとするさまざまな決済方法で募金ができます。
こういう活動を寄付という方法で支援したい!でもどうしたらいいかわからない…迷ったら東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)に相談してみましょう
気軽にボランティアしよう!
寄付以外にも活動を支援する方法があります。賛同する団体の会報やメールマガジンを購読したり、SNSをフォローして「いいね!」をしたりするだけでも活動団体にとっては力強いエールとなるでしょう。
ほかにも、自分で買い物をする時にポリ袋や割り箸を受け取らない、人や社会・環境に配慮して作られた商品を選ぶなど、日ごろの生活の中で時間もお金も使わずにできる支援もあります。
ぜひ気軽にボランティアしてみましょう!