体験談
1995年夏から1998年夏まで、マサチューセッツ州ボストン近郊のニーダムという、人口2万8千人ほどのタウンに滞在しました。子どもは現地の公立小学校に通わせました。
アメリカの学校は大体9月に新学期を迎えます。新学期が始まると、子ども達は種々の書類を持ち帰ります。子どもの通った学校では、書類の中にスクール・ボランティア(学校支援ボランティア)募集の書類が含まれていました。(学校によっては、毎週出されるニューズ・レターの中で随時ボランティアを募る所もあります)
ボランティア募集の書類の中には、なんと34種のボランティア(Volunteers)の仕事が列挙してありました。その中には、日本人でも容易に想像のつく、クラス役員(Room Parents)のようなものもあれば、見当のつきかねるものもありました。
私が選んだのはメディアセンターのボランティア(Media Center Volunteers)です。週に1回の割合で毎週、メディアセンターの司書さんの指示に従って小学校低学年の子ども達の本の貸し出し・返却のお手伝いをしました。移民の国だけあって、最初は子ども達の名前を正しく発音するのに苦労しましたが、毎週可愛い笑顔に会えるのが楽しみでした。