体験談
毎年、この時期(1月中~2月初)にかけて行われている「小3対応」に、博物館の市民学芸員として参加しました。
この見学会は小学校3年生社会科の指導要領に則した見学会で、毎年、市内の小学3年生、約2000名を対象に学校単位で実施されます。今年も1月15日に初日を迎えました。主な内容は、
①町の移り変わり:自分たちが住む町の移り変わり(江戸時代頃から現代)をジオラマや写真パネルを使って学習します。
②昔の子どもの遊びと紙芝居:80年前の子ども達に人気のあった遊びと現代の遊びとの違い、同じところを学習し、実際に「紙芝居」を読み聞かせます。
③昔の体験:昭和初期の台所(板の間、土間)を再現した場所で、「炭火アイロン」「火のし」を使って、自分のハンカチにアイロンをかける体験をします。また、「石臼」を引いて米粉や麦粉などを実際に作ってみます。
④昔の道具探し:昭和初期頃まで使用していた生活道具(洗濯板、手桶、羽釜、石盤、そろばん、箱膳…など20種類)をクイズ形式で「勉強する時」「ご飯を食べる時」「洗濯する時」「体を温める道具」などの4分類に分けてもらいます。
以上の学習内容で行われます。私は17日(金)に初日の参加となり、地元に伝わる「てんぐ小僧」の紙芝居の読み聞かせを担当しました。子ども達のキラキラした目に、毎回、とても元気を頂いています!
来週からは、昔の道具クイズや炭火アイロンの体験をサポートします。炭火アイロンは油断すると火傷をする子もいるので毎回、注意が必要ですが、どのコーナーも、子ども達の活き活きとした様子を見ていると本当に嬉しくなります!