活動レポート
手話ワークショップは参加者全員でイェーイ!!
2024年2月1日(木)に「パラスポーツで社内外に新しい風を起こす~気付きと変化でイノベーションにつなげる~」を開催しました。
第一部は、3社の事例紹介。
最初の事例紹介は、株式会社ブリヂストンの鳥山聡子さん。
オリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナーに至った経緯や東京2020大会までと大会以降の取組についてご紹介いただきました。
社員に関心を持ってもらうために、社員の家族も参加できる観戦会など「自分ごと化」してもらう機会を提供しているとのお話が印象的でした。
次に株式会社アシックスの君原嘉朗さん。
2022年にパラスポーツ企画部を新設し、製品開発のために障害当事者とのワークショップ、パラアスリートとの所属契約、社員のリテラシー向上のためのパラスポーツ体験イベントなどをご紹介いただきました。
共生社会実現や障害の理解促進は1社だけの取組では大きな波及効果は得られないので、様々な企業、団体、大会と連携しているとのお話しでした。
参加者から「パラアスリートを雇用しているが、職場の環境づくりとして社員との距離を縮めるための取組みはあるか?」との質問に「色々な考え方があるので、全員を巻き込むことは難しいが、社員や家族に対して観戦会やボランティアなどの機会を提供している。継続することが大切」と回答されていました。
最後に、株式会社方角の方山れいこさんと株式会社アイシンの塩浦尚久さんから、競技会場の音や観客の声をオノマトペで映し出すサービス「ミルオト」の開発秘話についてご紹介いただきました。
音や声をみえる化する音声認識の技術開発を行うアイシン、人を支援するロボット技術開発を行う早稲田大学、社員の8割が聴覚障害者のデザイン会社である方角がタッグを組んだサービス開発は、企業連携のモデルケースとして、大変参考になりました。
現在、対応している競技は卓球のみですが、屋内競技なら他の競技にも展開できるとのこと。
今後もデフリンピック競技会場での活用に向けて、当事者ファーストで開発が進められるそうです。
第二部は、手話ワークショップと交流会です。
手話エンターテインメント発信団「oioi(オイオイ)」ののぶさんとりゅうじさんによる手話ワークショップでは、私・あなた・好き・家・いいね!・へぇ~・すごい・ステキ・楽しい!などの手話をリズムに合わせて実践。
「手話は表情も大切!伝えたい言葉を顔にも出して」とのアドバイスを受けると、一生懸命だった参加者の表情が一気に柔らかくなりました。最後は全員で「家」の手話をしながら「イェーイ!」
盛り上がった空気のまま、交流会は予定時間を少々オーバーするまで続きました。
ご来場いただいたみなさま、オンラインでご視聴いただいたみなさま、ご参加ありがとうございました。
後日、YouTubeでのアーカイブ配信や詳細レポートの掲載も予定しておりますので、準備ができましたらお知らせします。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今後も、TEAM BEYONDでは、さまざまなアプローチで、パラスポーツの魅力を発信していきます!
https://www.para-sports.tokyo/