ボランティア関連ニュース(外部記事)

  • 環境・動物愛護
  • 地域活性・まちづくり・観光

地域で守るヤマツツジが見頃 寄居・金尾山

2025.04.19
 ヤマツツジの名所として知られる埼玉県寄居町の金尾山(標高225メートル)が紅に染まる季節を迎え、多くのハイカーらが訪れている。
 もともとあった自生地に地元の人たちが木を植えて数を増やし、今では「つつじ山」と呼ばれている。山頂付近の約2・7ヘクタールに約5千株が並ぶ。下草刈りなどをしている「金尾山つつじ保存会」(稲山良文会長)によると、これから1週間ほどが見頃という。
 ツツジを守るように立つ約1万5千本のヒノキも必見だ。1959年に同町が会場となった第10回全国植樹祭の際に植えられたもので、昭和天皇ご夫妻の「お手植え」の木も保存会や協力ボランティアの手で大事に守られている。
 保存会は、メンバーの高齢化などで年々活動が厳しくなっているという。副会長の石井宏明さん(66)は、来月25日に第75回全国植樹祭が66年ぶりに県内で開催されることもあり、「多くの人が訪れてくれれば、私たちも活動に力が入ります」と話している。(猪瀬明博)