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「学びを未来へつなぐ」 近大高専生が能登半島地震の現状報告
2024.12.20
発生からまもなく1年となる能登半島地震の被災地、石川県輪島市を訪れた三重県名張市の近畿大工業高等専門学校生が20日、生徒らを前に現地の状況などを報告し、「高校生にできることは何かを今から考えましょう」と呼びかけた。
総合システム工学科2年の冨永実和さん(17)は県教育委員会の「学校防災ボランティア事業」に応募し、11月の3日間、輪島市の学校や仮設住宅を訪れた。火災が起きた朝市通り、亀裂の入った道路などを写真や動画で見せ、避難所になった県立門前高校で聞いた「もめ事が多かった」「受験勉強に集中できず、もっと頑張ればよかった」などの声を紹介。公衆電話や災害用伝言ダイヤルの使い方を普段から把握しておく必要性にも触れた。
門前地区の仮設住宅では、ボランティアでマッサージした住民が「おせちをもう食べたくない」「復興が進んでいないことを忘れないで欲しい」と訴えていたという。
最後に南海トラフ地震に触れ、「防災セットを作るとか、近所とコミュニケーションを取るとか、いつ起きてもいいように対策を。災害から得た学びを未来へつなげることが大事です」と語った。(小西孝司)
総合システム工学科2年の冨永実和さん(17)は県教育委員会の「学校防災ボランティア事業」に応募し、11月の3日間、輪島市の学校や仮設住宅を訪れた。火災が起きた朝市通り、亀裂の入った道路などを写真や動画で見せ、避難所になった県立門前高校で聞いた「もめ事が多かった」「受験勉強に集中できず、もっと頑張ればよかった」などの声を紹介。公衆電話や災害用伝言ダイヤルの使い方を普段から把握しておく必要性にも触れた。
門前地区の仮設住宅では、ボランティアでマッサージした住民が「おせちをもう食べたくない」「復興が進んでいないことを忘れないで欲しい」と訴えていたという。
最後に南海トラフ地震に触れ、「防災セットを作るとか、近所とコミュニケーションを取るとか、いつ起きてもいいように対策を。災害から得た学びを未来へつなげることが大事です」と語った。(小西孝司)