体験談

【VLNスタッフ訪問シリーズ4】赤羽北桜高等学校さんの活動に密着!

セミナー・説明会
掲載日 2024.09.06

VLNスタッフ

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  • 活動地域
    • 練馬区
  • 活動分野
    • 子ども・教育
    • 文化・芸術
    • 地域活性・まちづくり・観光

こんにちは!東京ボランティアレガシーネットワーク(VLN)スタッフです。
いつもVLNをご活用いただき、ありがとうございます。

VLNでは、「VLNスタッフ訪問シリーズ」として、登録団体さんのボランティア活動に参加し、その様子を体験談でお届けしています!

訪問シリーズ第4回目となる今回は、「東京都立赤羽北桜(ほくおう)高等学校 社会福祉部」さんの活動に密着しました!ぜひご覧ください!

「射的やりませんか~!!」

暑い日差しが降り注ぐ中、元気な生徒の声が響き渡ります。
場所は練馬区にある光が丘公園。2日間にわたり開催された「光が丘みらい×夏フェス2024」の中で、赤羽北桜高校 社会福祉部の生徒の皆さんが屋台を出店していました。
イベントを主催するNPO法人とは、連携して3年目を迎え、春、夏、冬の3回のお祭りに、毎回参加をし、出店の支援を頂いているとのことです。

射的は子どもたちから大人気で、屋台は常に賑わっていました。
生徒は受付担当と射的担当に分かれ、各担当の仕事をてきぱきとこなし、お客さんを誘導します。お客さんは特に小さなお子さんが多いですが、生徒の皆さんが、優しく丁寧に、また上手にコミュニケーションを取りながら対応されているのがとても印象的でした。
射的は300円で5発撃つことができ、当たった得点(100点~500点)に応じて、もらえる景品は異なります。景品の準備や価格設定など、企画内容について生徒にお話を聞きました。
「景品は、通販サイトやフリマサイトで調べて、予算の範囲内で買える物を検討し、購入しました。価格と得点、景品については、みんなで射的を何度も繰り返し、的中率等を算出してみて、これくらいかな、というラインを決めて設定しました。」

インターネットを駆使して景品を効率的に集め、射的の価格設定の背景には生徒の皆さんによる緻密な計算が隠れていました。

赤羽北桜高校は令和3年4月に開校した新しい学校ですが、社会福祉部の生徒は、大学や地域でのお祭りへの出店や、区内でのボランティア活動への参加、また区の子ども条例に関するタウンミーディングへの参加など、様々な形で社会貢献活動を行っています。先日は、高大連携の連携先である大正大学の鴨台盆踊りに出店しました。

今回のお祭りに限らず、こうしたイベントに出店する際には、企画から運営まで全て生徒のみで行うとのことで、随所に生徒の皆さんの工夫が見られます。
ある生徒は
「先輩からのアドバイスを参考にしています。特に夏なので、大正大学さんで出店した時期とは違って暑さ対策はしっかりと。また、昨年はバルーンアートをやったのですが、今年はもっと縁日感を出そうとみんなで相談して射的にしました。」
と話してくれました。

お隣では同じく赤羽北桜高校の生徒が、主催者が出店するかき氷と綿あめの屋台を運営していました。
暑さもあいまって特にかき氷が大人気で、子どもから大人まで多くのお客さんで賑わっていました。生徒はみな、仲間やお客さんとコミュニケーションを楽しみながらかき氷を作っていました。
生徒の皆さんが、汗をぬぐいながらも丁寧に盛り付けし、笑顔でお客さんに提供している姿がとても素敵でした。また別の場所では、子供たちの水遊びコーナーの運営を行っている生徒もいました。こちらの場所も暑い中で、子供たちのために、てきぱきと役割をこなしている姿が印象的でした。

先輩からの教えを大事にし、仲間とのコミュニケーションを密に行いながら物事を進めていく経験は、今後社会に出てからも、必ず生徒の皆さんの人生に活きてくると思います。生徒の皆さんの活動を見ながら、VLNスタッフはその大事さを改めて再認識させてもらいました。また、若い生徒が参加することで幅広い年齢層の出会いと気づきが生まれ、イベントが活気づくなど、生徒の地域活動への積極的な参加は、地域の活性化につながる大きな社会貢献活動であると感じました。

終わりに、当日の反省と翌日への意気込みを伺いました。
・お客さんがどういう風にお金を出してくるかわからないので、おつりの管理が難しいと感じた。
・射的はみんなでシミュレーションをして得点を設定したけど、高得点はあまり出なかったので、次に行うときの反省としたい。
・かき氷が人気だったので、かき氷のお客さんを射的に誘導してもよいと思った。
・大人と子どもによって、射的の発射位置を2か所に分けていたが、本当に小さい子はもっと前から撃ったほうがいいと思ったので、翌日は3か所に設定したい。

などなど皆さん、たくさんの意見を真剣に話してくださり、またその日感じた反省点を翌日に活かそうと考えていることが分かり、とても頼もしく感じました!

学校の外で、自分たちで考えた企画を通じ、地域の様々な人と交流する機会は、学校の中では得ることのできない、まさに生きた教育活動だと感じます。
これからも、赤羽北桜高等学校 社会福祉部の皆さんが様々な場面で、仲間とのコミュニケーションを大切に、多くの人と交流しながら、新しいことにチャレンジしていく姿を影ながら応援しています!

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